今月(今週)の話題

今月(今週)の話題

9月の話題 2  

不 肖 の 弟 子  私の手元に、広告紙の裏に書かれた鉛筆書きの横一線が残っています。東書3年「花さかじいはお医者さん」の概観メモです。私はこの教材で、初めて登壇させて頂きました。昭和60年12月の冬の会。会場は、宮城県岩出山町立池...
今月(今週)の話題

9月の話題 1

出 会 い  いずみ会に初めて参加したのは、昭和58年1月の岩手県平泉町立長島小学校での第85回国語教壇修養会でした。誰一人知っている方がいない中、2泊3日の合宿の修養会に参加しました。受付で、芦田先生のお孫さんで、いずみ会事務局長...
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8月の話題 5

書いて考える  教式の中心に「かく」があります。何のために書くのかは、文章の理会の手懸りとして、手引の問題の結晶として書くのです。先生は黒板に、子どもはノートに書きます。先生と違っても、自分で考え、信念を持って書く態度を育てることが...
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8月の話題 4

余 韻 を 考 え る  とっぷり分かる授業ができると教室に温かい余韻が残ります。授業を工夫し、あっさり印象に残る残る取り扱いを随所に行うことが大切です。 実践してみると、あれもこれもとくどくなり、子供達を混乱させ、余裕なく終わるこ...
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8月の話題 3

詩 を 考 え る  詩を扱うには、詩情が大事と言われます。笠原先生が「詩的感情の乏しい者にとっては、理屈っぽく取り扱いがちである。ー中略ー考える手がかりは題目にある。ことばを丁寧に読み、よく考える。詩に親しむこと。」と述べています...
今月(今週)の話題

8月の話題 2

題 目 か ら 考 え る  第一次指導は、全課の概観把握です。読んだ後、題目を板書します。第一問を子供達はじっと待っています。子供達の心に響く無理のない、意欲の高まる問いの工夫は、題目から始まります。 例えば「たんぽぽのちえ」では...
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8月の話題 1

考 え る 授 業  芦田教式を何も知らず、初めて授業を見た後で、事務局の倉員先生に質問しました。「なぜ子供達の挙手が少ないのか。」「なぜ先生方が同じような指示を出すのか。」 全ての手続きや指示が子供達のためであることも分からな...
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7月の話題 4

正風護持を心して  芦田教式の思い出 ④  第138回国語教壇修養会は、7月27日28日に筑波大学附属小学校での開催となりました。  芦田先生ゆかりの東京高等師範学校附属小学校(現筑波大学附属小学校)での「芦田恵之助先生没後7...
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7月の話題 3

型に導かれて  教式の思い出 ③  芦田先生の著書で、私が第一に紹介する文章があります。この文章は私の心にストンと落ちました。それは、芦田教式は指導者と学習者の問答形式(「二とく」「六とく」)で進める一斉指導でありながら、学習者自ら...
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7月の話題 2

読む活動に魅せられて  芦田教式の思い出 ②  私が芦田教式に取り組めたのは、国語科指導を単純化した「七変化の教式」で示されているからでした。この「型」があることで、新任時代の私であっても指導の手がかりがつかめました。退職してからも...