礼状と感想から教式を考える。 ①
退職後65歳から始めた出前授業の一つに詩「生きる」があります。この詩の授業も70回ほど
で300回になります。今回は、そのお礼状や授業の感想文をもとに教式について書いてみます。
先ず、ある女の子の感想です。後に隣の学校の校長先生に教えていただいたのですが、この姉妹
の父親は映画監督で、妹は5年生だそうです。
『読むことは自己を読むことだ』を、いずみ会では大事にしています。そのためには、よく分か
ることが必要です。この子の感想文を読むと、納得できます。教式に沿って授業をすると自分を考
えるようになるのだと自信につながる感想でした。
次に、別の学級担任の礼状です。その時は、20代半ばの教員でしたが、今では指導主事をされ
ていると風の便りで知りました。彼女は、いずみ会も芦田教式も知らないと思いますが、よい出会
いになったことを嬉しく思っています。
いずみ会では『共に育ちましょう』が、合言葉になっています。このお礼状にはその姿が出てい
ます。教式での授業には、出会う方々と共に育っていく力があるのだと改めて感じています。