芦田先生の「小学国語読本と教壇 巻二」より その1
学 習 の 味
日本全国を行脚してみて、児童の学習が、一切功利的であることに驚く。文字の使用には、おのずから文字使用の味ー趣味ーというものがあったと思う。語句の使用などにも、また使用のことにおいてのみ味わわれたものがあったと思う。
試験で責めたり、点数で人を評価したり、くだらない競争心をあおったりすると、学習の味が全く失せてしまう。
芦田恵之助全集第15巻 P.536
上記は芦田先生が、昭和8年に書かれたものです。
タブレット重視の現在、国語授業における学習の味は如何に?
岩手県 Masa.K

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