芦田教式は教壇(授業)で学ぶ
教式は、実際に授業を通して学ばないと机上の空論です。
いずみ会における主な学びの場としては、①全国大会である国語教壇修養会 ②各地(宮城・東京・島根)のいずみ会 の2つが挙げられます。兵庫在住の私には、夏休み(冬休み)に開かれる全国大会が唯一参加できる会でした。1年に1~2度の大会のため、学校の行事や仕事、家庭のことを何とかやり繰りしてできるかぎり参加しました。会場が宮城や岩手の遠方であっても、先達の教壇に魅せられてワクワクしながら出かけました。先達の授業を拝見しながら、私自身も目の前の子どもたちと一緒に国語の本を読む喜びに浸りました。回を重ねる度に教式の奥深さを知らされました。浅学の身も顧みず教式の道を学び続けたいと念願しました。
振り返ってみれば、20代で芦田教式に出合って以来、先達の深い教壇を見ることのできた年月は、何物にも代えがたい充実した学びでありました。
兵庫 K.N