いずみ会

どの子も落ち着く国語指導

 いずみ会は、芦田恵之助先生の実践に学ぶ会です。芦田先生は、一世紀も前の大正3年に『綴り方教授』同5年には『読み方教授』を著された日本の初等教育・国語教育の改革者です。児童に視点を当てた学習指導法を切り開かれました。特に、『随意選題』の綴り方を唱えられ、今の作文教育の先駆者です。『綴り方教授』の中には、『君たちはどう生きるか』の筆者吉野源三郎さんが6年生のときに書いた綴り方が載っています。妹を亡くした源三郎さんの内省の強い綴り方になっています。『君たちはどう生きるか』につながる芽がすでに在ったことになります。 
 芦田(七変化)教式は、どの子も学びやすく(多くの子どもが国語好きになる)、先生にも教えやすい国語の教材研究法・教授法です。それを後進の者もにも分かりやすく『国語科指導の単純形態単純化』に整理してくださったのが、いずみ会を始められた鈴木佑治先生です。
 不思議ですが、教式で授業していると、教師自身が授業を楽しめるようになります。子どもの姿が見えるようになります。ご一緒に教式を学んでみませんか。

昭和24年 芦田恵之助先生77歳の春
昭和24年 芦田恵之助先生77歳の春
昭和36年 鈴木佑治先生61歳の春
昭和36年 鈴木佑治先生61歳の春

いずみ会のあゆみ

いずみ会は 昭和23年に 芦 田 恵 之 助 先 生 の 正 風 を後世に伝えようと
 鈴 木 佑 治 先 生 が始められた会です。

第一期(昭和23年~昭和42年)

 鈴木佑治先生のご指導を受けながら長期休業中に授業の会を開いてきました。

第二期(昭和43年~平成23年)

 初代宇都宮新会長さんから山本忠壮会長、助松太三会長、米澤徳一会長、恵津森悦郎会長と引き継ぎ初代米澤徳一先生、2代笠原昭司先生、3代安達孝之介先生を指導部長として会を続けてきました。
 昭和43年に第59回大会を7月29日~8月2日、青森・八戸市立柏崎小学校で行い、平成23年8月1・2日に東日本震災復興祈念、芦田先生60年忌、鈴木先生43年忌の会として宮城・東松島市立矢本東小学校で第129回大会を行いました。平成19年の第115回大会までは、毎年夏冬の2大会を維持していましたが、その後は、ほぼ夏の会のみになりました。

第三期(平成24年~令和2年)

 指導部長が空席になりましたが、夏季休業中に授業の会を開いています。
 第130回は、平成24年7月22・23日に大阪・枚方市立枚方小学校で作文に特化した会を開きました。
 令和元年度は、第137回の大会を開きました。
 令和元年7月22日~24日の3日間で計12時間の授業を行いました。
 令和2年度は、コロナ感染のため授業の会を開くことができませんでした。

第四期(令和 3 年~)

 新会長さんを中心に組織改革を進めています。
 コロナ感染の影響がありますが、ZOOMで会議や研究会を開いています。
 令和3年10月30日に東京都内の小学校で『芦田恵之助先生没70年記念』第138回の公開授業・シンポジウム・講演会大会を開く計画を立てていましたが、コロナ感染状況で中止となりました。
 令和4年7月27・28日に筑波大付属小学校でオンライン公開で第138回大会を開きました。
 令和5年7月24・25日に芦田教式実践校 城星学園小学校(大阪市)との共催で第139回大会を開きました。

国語教壇修養会について

令和4年7月27・28日に
第138回 国語教壇修養会が終了いたしました。

第138回国語教壇修養会では、多くの収穫がありました。
全国にいずみ会の活動を知っていただけたこともその一つです。
それらを踏まえて、より充実した会になるよう力を合わせていきましょう。

報告はこちらへ

令和5年7月24・25日
芦田恵之助先生生誕150年記念
第139回 国語教壇修養会が終了しました。
芦田教式実践校 城星学園小学校(大阪市)との共催でした。

報告はこちらへ