芦田先生の「小学国語読本と教壇 巻二」より その3
ひ び き
いかなる説話でも、名文でも、もし児童の心に強い響きを持たぬものであったら、それは決して児童を育てる心の糧にはならぬ。
この響きを持つ持たぬということは、多くは教材に存するものだが、取扱いによっても、大なる差異を生ずるものだ。
芦田恵之助全集第15巻 P.539
響きの有無が教材によるものであるにしても、実は取扱いによる差異が大きいことは、鈴木先生の筆録や先達の教壇から、私たちは学んできました。つまらないと思った教材でも、先達が教壇で扱われると、見事な授業を展開され、結局、私たちの読みが浅かったことに気付かされたのです。
先達から「教式に従って、自分の頭で読みなさい」と教えて頂きました。
岩手 Masa.K

ご意見・感想、ご質問 コメント