4月の話題 4

「六とく」(第一次指導)

 第一次指導の「六とく」は、〇 事実・区分 ◎ 山 ○ 余韻 という流れである。
〇 事実・区分
・ 事実では、書いたものの取り扱いをする。「事実」の扱いが先。「区分」を先にすると、
 読めていない児童には、何をしているのか分からないことになってしまう。
○ 「事実」は、大事なところから扱う。書いた順に問いを始める「それからどうした」式は
 だめ。
○ 「事実」を押さえたうえで「区分」をすると、大事なところがはっきりしてくる。文の心
 がそのあたりにあると分かる。山がはっきり見えるようにするのが区分の役割。
・「事実」で「大事なところ」から入るのは、児童に考えさせるためである。
・「区分」すると見えてくる「大事なところ」は、「山」である。
・ 上記二つの「大事なところ」が、一致するとは限らない。
◎ 山
○ 文章のどこに「心」が濃く出ているか、においを嗅ぐ。
○ 山の扱いは、文章のどこに目を着けるかという、着眼の問題になる。
・ 教式では、教師自身が文章を精一杯読んで、着眼点を見出さなければ授業が出来ない。
○ 余韻
○ 明日に期待を掛けさせる問いを一つしておけばよい。
          宮城 M.K