9月の話題 1

出 会 い

 いずみ会に初めて参加したのは、昭和58年1月の岩手県平泉町立長島小学校での第85回国語教壇修養会でした。誰一人知っている方がいない中、2泊3日の合宿の修養会に参加しました。受付で、芦田先生のお孫さんで、いずみ会事務局長の倉員冨美子先生が、「あなたが、丁寧なお手紙を下さったM・Kさんね。」と迎えて下さったのを鮮明に覚えています。
 宿舎で同室になったのは、東京の五〇〇〇春先生。彼が大学の後輩と分かり、共通の知人の話などで打ち解けることができました。五〇〇先生から、筆録の取り方、立案の仕方などを一つ一つ教わり、安心して修養会を過ごすことができたように記憶しています。
 教壇に立たれたのは、東京の助松太三先生、杉田すま先生、青森の米澤徳一先生、宮城の笠原昭司先生、岩手の小林トシ子先生。若手からは、京都の〇〇晃先生という錚々たる顔ぶれ。先達の先生方が退職してもなお教壇に立たれ、見事に授業を展開されていくお姿に圧倒されました。
 同じ宮城県ということで、私が笠原昭司先生のご指導をいただくことになったのは自然の成り行きでした。         宮城県 M・K