8月の話題 5

書いて考える

 教式の中心に「かく」があります。何のために書くのかは、文章の理会の手懸りとして、手引の問題の結晶として書くのです。先生は黒板に子どもはノートに書きます。先生と違っても自分で考え信念を持って書く態度育てることが大切です
 一字一字丁寧に先生が書く姿を見ることによって、子どもも丁寧に書くようになり、書写力も、間違いを訂正する力も向上します。
 文章の心をつかませるため、どんな手引にするか、どこを書かせるが課題となります。解決の手懸りは、やはり教材を書いて考えることです。書いて考える中で、最重要語句(字眼)や重要語句(利字)が浮かんできます。感情が含まれる言葉や、扱いたい語感等も見えてきます。同一教材を何回実践しても、新たな発見や筆者の想いに気付かされます。
日々の教壇は、日々の創作でなければならない。」求め続けた芦田先生のお言葉です。
  ※ 字眼(じがん) 利字(ききじ)
            岩手 M.k