7月の話題 4

筆録「ブレーメンのがくたい」を読む 

 〇 手引き

誰のことを書いているのか、さがして書きなさい。

 この手引きは、非常に簡明であり、紛れのないものであるとともに、3年生には、とてもふさわしい。とかく凝った手引きを考えたくなるけれども、すぐれた手引きというのは。
 1 簡明なものであること
 2 文章の要所がおさえられること
 3 一目して全文が概観できるもの
 4 第三層のまどが含まれるもの
こうした条件を備える必要があると思う。師が提出された手引きは、常に、こうした条件を具備している。
 文を深く、立体的、構造的に読めない私などは、いろいろな手引きを考えてどれにしようかと迷うことがよくある。が、実はその教材を扱うための最もよい手引きは、一つしかない筈である。読みが浅く、平板なときに限って、あの手引き、この手引きと、多種多様に考えられるもののようである。中略
 ところが、いろいろ考えてるうちに、ぱっと視界が明るくなったように、ひらめきを感ずることがある。そうした時の手引きは勿論、その時間は、自分でも納得のいく壇を踏むことができる。師は、常に何の苦もなく、必然的なものとして、ごくあっさり、自然に立案されるようである。その透徹した識見には、全く驚嘆のほかない。(以下略)

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