2月の話題 4

教式の良さ

 4月、子どもも保護者も新しい環境に大きな期待多少の不安をもって、小学校に入学してきます。学校生活を楽しく送りたい勉強頑張りたいなど、一人ひとりが希望をもっているのです。このときにこそ、教式が活きると私は思っています。
 入門期の教式は入学式の日から始まります。
 「小学校に入学したから、今日からお勉強を始めましょうね。」
この一言で、子ども達は引き締まった顔になり集中します
 まず、一人ひとりと目を合わせて挨拶をします。その後、姿勢、話の聞き方などを伝えます。そうすると、忘れかけたときに「入学式の日にお勉強の仕方をお話したよね。」と言うと、子ども達は自分で振り返り正しい行動に戻ることができます。
 さらに宿題として、学校名、クラス、担任名を覚えてくるという課題を出すことで、宿題への抵抗感が少なくなります。翌日、「覚えてきたかな」と確かめると嬉しそうに目をキラキラさせて、「覚えてきたよ。」と答えます。忘れた子には、次回頑張るように伝えることで気持ちを切り替えるようにします。
 このように、入学した日から教式通りに指導していくことで、一人ひとりを大事にしながら、学習に取り組む姿勢や意欲身に付けさせていくことができるところが、教式の良いところだと思います。もちろん、2年生以上であっても始業式の日から始めることで、同じように成長していくことができます。
 現在、様々な子ども達が一緒に学習しています。教式に沿って、どの子も落ち着く国語指導を行い、誰もが安心して学校生活を送れるようにしていきたいと思います。
        東京  T.I