3月の話題 2

感想文に学ぶ ②


 教式の二とくの手順として○題目◎ひびき○手引きがあります。ひびきは印象の強いところを押さえ、絵の扱いを通して文から受けた感じを話し合い、文章の心に向かわせる役目があります。

              挿 絵 を 活 用 し て

 宮城の笠原昭司君は、若い熱烈な道友ですが、鈴木先生にはじめて御縁が出来た頃は、「芦田式が何だ。」というように考えていたそうです。
 ところが、鈴木先生が岩出山で「マッチ売りの少女」を取扱われた時、絵を手掛かりにして事実をおさえていかれると、知らず知らずそれに引き込まれてしまい、どうしても筆録がとれなくなってしまったとのことです。……
 挿絵の扱いにおいても、絵と絵のつながりや話し方、問いの工夫で叙述面の奥にある何かを感じさせ、学ぶ意欲を高めることが出来ることを教えられます。
       担当  岩手 M.K