8月の話題 3

詩 を 考 え る

 詩を扱うには、詩情が大事と言われます。笠原先生が「詩的感情の乏しい者にとっては、理屈っぽく取り扱いがちである。ー中略ー考える手がかりは題目にあることばを丁寧に読みよく考える詩に親しむこと。」と述べています。生活の中で文章や詩に触れ、自分の心に響くものを見つけたいと思います。
 今も情景が浮かぶ「あいうえお・ん」の詩があります。西山さんが扱ったあ行からわ行と「ん」のひらがなを組み合わせた詩です。
「ひらがな全部言えるようになりましたか。」の題目で、全員挙手の一年生でした。挿絵をよく見せてます。男の子と女の子がぶつかり、おでこから飛び散っている星に笑いも出ました。できたこぶをかえるやかたつむりが笑って見ています。日が暮れるまで遊んだ二人のこぶたんは風がなでてなくなりました。そんな二人を初めから終わりまで見ていたのはおひさまでした。もう一度、題目を見直しました。
             岩手 M.K