2月の話題 1

教式に出会って

 私は、教式に出会うまで国語の授業をどうやって進めるか、迷うことばかりでした。子ども達が分かることや楽しいことまで考えることはできませんでした。教式に出会って、1時間で読み声が大きく変わることに驚き、学んでいこうと思いました。
 教案を立てるために、まず教材をよく読むことを教えていただきました。最初は読み方も分からず読み取る力もなかったので、ただ読むことを繰り返していましたが、案を立てることはなかなかできませんでした。そんなときに、書いて読むことをご指導いただきました。文章全体を書く、漢字だけを書く。字眼を見付けることも教材を理解する上で大事なことであることも教わりました。何回も繰り返し書くことで、黙読や音読だけよりも少しずつ内容を理解することができるようになってきました。
 それでも、一人で案を立てることはできず、困っているところに先輩方が手を差し伸べてくださいました。毎月の東京いずみ会では、授業報告の際に実際に黒板に書いたり、鞭を振ったりさせていただくことで、内容だけでなく所作もご指導いただけたことは大きな励みとなりました。
 教えていただいたことをもとに七変化の型に沿って授業をしていくと、子ども達の読み声が少しずつではありましたが変わり始め、力強くなっていきました。私自身も国語の授業を頑張ろうという気持ちをもつようになりました。そして、教式は国語の授業だけでなく、生活指導をする上でも大きな役割を果たすことに気付きました。
        東京  T.I

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