「七変化の教式」の「1よむ」
早速、夏休みに行われていた「七変化の教式」の研修会、「国語教壇修養会」に参加しました。7つ型に即して授業が行われます。私は参観しながら、子どもたちと共に、先生の問いに答えたり視写をしたりして、文章を読む楽しさを学びました。感動しました。自分の教室でも、授業の組み立て方を真似ながら、7つ手続きを踏んで取り組みました。
ここで、「七変化の教式」における「1よむ」の活動をいくつか書き上げます。私が述べたいことは、「七変化の教式」の指導法が、これまでの私の指導法とは全く異なっていたということです。
○「昨日、お家で○○を読んでみた人、手を挙げてください。」
「読んでいない人も大丈夫ですよ。」
全ての子どもたちへの温かい声掛けから学習が始まります。
○ 先生が区画する。
(私は、これまで子どもたちと話し合って区画をしており、
無理な指導をしていたことに気づかされました。)
○ 読みは、席順に順繰り読み。(挙手をさせての指名ではありません。)
○ 毎時間、教材の全文を読む。新出漢字の指導は後。
(原則全文を読みます。新出漢字や語句の指導は第三次で取り扱います。)
○ 読みの目当ては「大きな声で、ゆっくり、はっきりと」。(全学年同じ)
○ 先生は教卓の横に立って、子どもたちの読みに耳を傾けます。
誤読を子ども同士で指摘し合いません。誤読を正すのは先生の仕事です。
読む人は読むことに集中し、聞く人は聞くことに集中します。
「1よむ」については、上記の手順で進めていきました。子どもたちが喜んでくれるのが嬉しくてなりませんでした。「七変化の教式」を学んでいきたいと、迷いはありませんでした。(「1よむ」完)
※ この「1よむ」の意義や具体的な指導法は、笠原昭司先生著『教式の話』に明確に書かれています。是非お読みください。
兵庫 K.N