今月(今週)の話題

今月(今週)の話題

4月の話題 2

「二とく」を考える  第一次指導「二とく」は、「○題目、◎ひびき、○手引き」の三つの手続きによって進められる。 題目の扱いは、とても面白い。題目を考えると、全文が見えてくるように思えるのだ。 教材文と照らし合わせて、筆録の「題目」の...
今月(今週)の話題

4月の話題 1

「一よむ」を考える  4月は、七変化の教式の「一よむ」「二とく」「四かく」「六とく」について考える。 初回は、「一よむ」について考える。以下、太字は、先達からの教えである。 ○ 読む前の指示:ゆっくり、はっきり、大きな声で読む...
今月(今週)の話題

3月の話題 4

感想文に学ぶ ④  照沼先生から「オショス」がらずに感想文を書くように勧められた寺門芳先生は鈴木先生の雰囲気を次のように記されています。 ○ 雰 囲 気  先生は、にこにこしながら静かに教室にお入りになります。こんな...
今月(今週)の話題

3月の話題 3

感想文に学ぶ ③  充分な教材分析をし、納得のいく解釈ができても、子どもが観えなければ教壇は進められません。初めて出会う子どもに対しても同じなのです。 一人も見逃されずに  第一時間の中途で、遅刻した三年生の児童が一人、...
今月(今週)の話題

3月の話題 2

感想文に学ぶ ②  教式の二とくの手順として○題目◎ひびき○手引きがあります。ひびきは印象の強いところを押さえ、絵の扱いを通して文から受けた感じを話し合い、文章の心に向かわせる役目があります。              ○ 挿 絵...
今月(今週)の話題

3月の話題 1 

感想文に学ぶ ①  昭和26年の鈴木佑治先生の教壇筆録に書かれた照沼光禎先生の感想文です。 ○ 板 書 の 力    劣等児の指導には、耳を利用するのが捷径(しょうけい:近道)ですが、更に理念を深めるには、出来るだけ目の...
今月(今週)の話題

2月の話題 4

鈴木佑治先生の筆録を読む   3年前のコロナ禍の中で、いずみ会のオンライン研修会が立ち上がりました。退職して教式の勉強から遠のいていた私にとって、居ながらにしていずみ会に参加できるようになりました。アナログ人間の私には驚きであり、喜...
今月(今週)の話題

2月の話題 3

ご縁に感謝して  いずみ会にとって、昨年の令和4年は記念すべき年といえました。第138回国語教壇修養会が筑波大学附属小学校で開かれました。会場は、芦田恵之助先生がご奉職されていた学校であり、我が国の初等教育を指導的立場から実践、研究...
今月(今週)の話題

2月の話題 2

芦田教式は教壇(授業)で学ぶ  教式は、実際に授業を通して学ばないと机上の空論です。  いずみ会における主な学びの場としては、①全国大会である国語教壇修養会 ②各地(宮城・東京・島根)のいずみ会 の2つが挙げられます。兵庫在住...
今月(今週)の話題

2月の話題 1

芦田教式で教壇(授業)を踏む  新年早々に仙台方面へ出かける機会を得、宮城県美里町の小学校でK先生の授業を拝見しました。ここ数年、先生は地元の小学校に出かけて授業をされており、1月は2年生の『かさこじぞう』でした。全5時間扱いの2時...