…… 小学校の国語の授業を考える ……
安達指導部長さんから、感想文を読んでのお便りがありました。
どの子も「分かりやすく教えてもらって『桃花片』がおもしろいと思うようになりました」「3日間で、読み取る力がパワーアップしたように思いました」という感想をもったようです。中には「安達先生と学んだことを、これからの国語の勉強に生かして、楽しくがんばっていきたい」というたのもしい子もいました。つくづく教え甲斐があったなあと思います。子どもの欲していることは「未知の文字・表現が分かることだけではなく、その教材が言わんとするものだ」ということです。それを教師と子どもが一緒になって突破することで勉強が楽しく思えるのだ、と思いました。
6年生以外の子どもたちの感想文の一部を次に載せます。
・ 今回の授業でいちばん楽しかったことは色の効果のことです。色彩のことがよくわかってお母さんに毎日教えてあげるほど勉強になりました。
・ 作文が苦手なのですが、やさしく教えてくれたり、笑顔で話しかけてくれたので、気分よく授業ができました。苦手だった作文が好きになったような気分になりました。
・ 私は、詩が好きです。教科書にのっている中で「ふしぎ」が好きです。いっぱい教えてくれてありがとうございます。来年こういう勉強がありましたら、また教えてください。
・ 最後の日には、大造じいさんのやさしさがすごく伝わりました。残雪の頭領らしいすがたもすごく伝わりました。最後に全員で声を合わせて黒板を読むとき、「みんなの心が一つになって読めたな」と思いました。
第128回 国語教壇修養会(平成22年7月28~30日 宮城県栗原市立一迫小学校) 巻頭言より