3月の話題 4

机間指導をする

④ 机間指導をする
 指導者は板書を書き終えると、必ずすべての子どもたちに机間指導をします。一斉指導の教式の流れの中で、個別指導としての効果も大きいといえます。精いっぱい書いた子どもたちへ称賛と励ましの言葉(小さな声で)をかけます。子どもたちのノートを見て回ると、一人一人の理解度や書く力が見えてきます。誤字や脱字、鉛筆の濃さや文字の大きさも見落とさないようにします。この数分間の机間指導によって、指導者は「五よむ」「六とく」への指導の手掛かりをつかむことになります。
 書いている間の教室は静寂に包まれます。鉛筆の音しか聞こえません。書いているのは一人一人にもかかわらず、一人一人が学級の仲間と共に伸びようとする雰囲気が醸し出されます。私は、ピーンと張りつめた静けさの中で一心に書いている子どもたちの姿を思い出し、教式に出合えたことの有難さを思います。 また芦田先生は、机間指導において、『一面には各児を休憩させることにもなります。』(『恵雨読み方教壇』)と述べられています。書いた子どもたちを休ませ、緊張感をときほぐすというような、芦田先生らしい子どもたちの側に立った機微のようなものが感じられます。
      兵庫 K.N  

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