3月の話題 2

精いっぱいの字を書く

② 精いっぱいの字を書く
 芦田教式の板書はその文字の美しさに目を奪われます。先達の板書の美しさは今も目に焼き付いています。芦田先生のお名前すら知らなかった私でしたが、二度目の修養会に参加した時から(20代後半)いずみ会に入会しました。教式のことも分からないにもかかわらず、板書の美しさと体当たりで板書をされる先達の後ろ姿に深く感動したからでした。
 黒板の字は「チョークの色を出す」ように教わりました。先達の板書はチョークの白さが黒板に刻まれているように見えました。
 子どもたちは教科書を黙読しながら語(文)をノートに書きます。指導者も精いっぱいの字で板書します。新出漢字や難しい言葉があっても、指導者は板書をしながら筆順を教えたり、意味を補足したりしません。私自身も数年続けていくことで、指導者がゆっくり丁寧に書いていくと、子どもたちが集中して書き、そのことが読みを深めていくことにつながっていることを学びました。
      兵庫 K.N                    

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