国語の指導方法を求めて
参観した国語の研究授業では、先生が子どもたちの発言を黒板に流れるように書かれます。黒板には、読み深まりが纏められていきます。デジタル機器も登場します。
教室を見回すと、前日までの国語の学習記録が模造紙に書いてあり、壁に貼ってあります。高学年になると、びっしり書いてあります。研究授業の当日の1時間は素晴らしい授業であっても、日々の授業で、学習記録を模造紙に書き込む時間が果たして持てるのだろうかと、そんなことを思ったりもしました。文章を読んだり、自分の考えをノートに書いたりする時間は、前日までの時間にしておき、読みを深める学習が研究会の当日に多いようです。主に話し合い活動が中心です。話し合いが深まっていくにつれ、私には学力の弱い子どもには難しい学習になり、取り残されていっているようにも見えました。
多くの素晴らしい授業を参観するものの、私の心はすっきりしないのです。すっかり迷ってしまって、このままでは教師の仕事は続けられないと苦しくなりました。 (つづく)
兵庫 K.N