教材を読む その1
今月の話題提供について
○ 笠原昭司先生は「教式の話」のなかで、鈴木佑治先生亡きあとの20年を回想されながら、
「私は、この間、文字通り手さぐりで勉強してきました。……中略……教材をくり返し、くり返し自分の納得いくまで読むことに専念してきました。」と述べておられます。
○ また、「授業をするには、教材をよく読んで自分のものにしなければなりません。この当たり前なことを疎かにしては教案を立てることはできません。」とも書いておられます。
さらに、土曜会で頂戴した資料のタイトルは、ほぼ毎回「○○を読む」でした。
○ これほどまでに「教材を読む」ことを大事にされ、それを後進に伝えようとされていたのに、私はその意味を理会できずにおりました。区画をどうしよう、手引きをどうしよう、題目の扱いは……と授業を前にあせっている、不肖の弟子でありました。
最近になって「教材を読む」ことの大切さを足の裏で掴みかけたように思います。
○ 「教式の話」には、「教材を読め!」という笠原先生のお言葉が満載です。まだ読んでいない方はもちろん、もう読んだという方も是非読み返してみてください。
○ 第2回以降、先達の先生方が「教材を読む」ことにどれほど心を尽くされたのか、筆録に残された感想文を紹介することで、改めて学んでみたいと思います。
岩手 Masa.K