令和3年8月16日(月)~8月22日(日) 第20週

…… 小学校の国語の授業を考える ……

国語科指導の単純形態を求めて
いずみ会百回記念誌 (平成3年3月刊)

岩手の先達・佐々木秀也先生が教式について書いておられます。
第一次指導 一よむ についての部分を取り上げます。

この文章は鈴木佑治先生御講述、いずみ会編「国語科指導の単純形態」を要約したものである。
なお、点線で囲んだ文章は鈴木佑治先生が述べられた原文をそのまま引用したものである。

第一次指導
 第一次指導のねらいは、全文を通読し、大体どんなことが書いてあるかを大雑把に掴ませ、第三層(文章の意)発見の糸口を見出させる指導である。普通の教材は一時間で扱うが、特に長文の場合は二時間で扱うこともある。ただし二時間を超えることはない。
一よむ
 1 力の弱い子には耳から
 2 文章と文字語句
   文章と形式を分けて考え、文章の中から文字語句を取り出して、ばらばらにしてはいけない。文字語句は文章の中で生きて働いている。文字語句を文章の中に生かす工夫が大切である。
 3 教式に則った立案
 4 文章の区画
  文章の区画の意義  文章理会の道を切り拓いてやるもの
  ◇ 教師が分けてやる理由
 5 順繰り読み
 (1)どの子どもにも公平に、万遍なく読ませられる。
 (2)子どもが自覚にたって読むようになる。
 (3)聞く態度の指導(誤読指導は教師)
 (4)絶対にケチをつけない。
 (5)指導は読む前に、先手を打って  
    詳しくは以下をお読みください。