筆録「ブレーメンのがくたい」を読む 2
佐々木秀也先生は「ブレーメンのがくたい」の筆録を担当され、13ページもの感想文を書かれています。その中から 第一次指導 〇題目 ◎ひびき 〇手引き を3回に分けて書きます。
◯ 題目の扱い
師は、いつもながら、題目のお扱いが平易であり、具体的で、子どもの上に無理なくおろされることに感嘆せずにはいられない。
「ひとりで、楽隊できるだろうか。」
「同じ楽器で、楽隊できるだろうか。」
この2問によって、見事に楽隊という具体的なイメージをえがかせておられる。物事の本質を、単刀直入にえぐり出す鮮やかなさばきである。これによって「がくたい」というのは、「多くの人が、いろいろな楽器で一緒に演奏する」ものであることが、ぴったりとおさえられた。
こうして、一般的ものから特殊なもの、即ち文章の特異性を出してこられる。
「このブレーメンのがくたいは、何匹でつくったか。」
「何か、楽器を持っていたか。」
この2問によって、「ブレーメンのがくたい」というこの文章の特異性が、鮮明にえがき出された。この2問は、○題目の扱いであり、同時に◎ひびきの扱いでもある。ここに、題目とひびきの一体化した扱いの典型的な例をみることができる。(以下 略)

ご意見・感想、ご質問 コメント