入門期「1 みる」から「1 よむ」への無理のない移行
(「けむりのきしゃ」を資料として)
「けむりのきしゃ」は、五十音の清書を学習し終わった、入門期の教式からの移行期の教材です。つまり、「1 みる」から「1 よむ」の教式に移行するわけですが、いきなり移行してはなりません。
1時間目の1よむ
・「けむりのきしゃ」を勉強します。開いてください。
ここには、煙の汽車が出ているかな?出ていない。
次のところを開きなさい。ここには?出ていない。
それでは次を開きなさい。ここに出ているね。
・それじゃ、先生が始めから読みます。みなさんは、聞いてください。
どこを読んでいるか、指で押さえて聞いていてください。
・それでは、先生の後について大きな声ではっきり読んでください。
・今度は、みんなで。先生は聞いているから、みんなは大きな声で読んでください。
2時間目の1よむ
・さあみんなで大きな声で読んでください。
・うまく読めたね。それでは、男の子、本を持って立ってください。
手を伸ばして、姿勢を真っ直ぐにすると、いい声で読めるよ。大きい声で読んでください。
・上手い。「、」や「。」のところで、口をしっかり結んで読んだね。
・さあ、今度は女の子。立って読んでください。
3時間目の1よむ
・きのうは、みんなよく読めるようになったね。
大きい声で、はっきり「、」と「。」に気を付けて読んでくれたね。
今日は一人で読めるんじゃないかな。
・一人で元気よく大きな声で読める人?大丈夫かな。自信のある人、手を挙げて。
・元気のよい子2~3人に指名読み。それをしっかりほめておいて。
・(やや引っ込み思案の子に)さあ、あなた頑張って読んでみなさい。
・(声が少々低くても、少々つまづいても)うまい!よく読めたねとほめる。
焦ってしまって、しっかり手順を踏んで進まないと、子どもの読みが低くなってしまう恐れがあります。すべての子どもが、大きい声ではっきり、ゆっくり自信をもって自分の声が出せるようにもっていく大事な時期です。気の弱い子への配慮は十分に。
東京いずみ会 平成12年5月20日 資料(宮城の「土曜会」でも、お話し頂きました。)
宮城県 T・S

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