芦田恵之助先生の「教団行脚」より その1
いずみ会の師、鈴木佑治先生は、昭和40年島根県浜田市立原井小学校での第49回国語教壇修養会で、「私のやっていること、言っていることは凡て芦田先生のお書きになった本の中に書いてあります。私の考えを知りたかったら、先生の本を読んでください。」と述べられたそうです。
今月は、芦田全集第22巻の「教壇行脚」から、私(Masa)の心に残ったものを取り上げます。
「教壇というものは、修行する気になって半年も力を入れると、たしかに進歩の跡の見えるものだ。」
(全集22 P.275)
「修行する気になって」が字眼だと思います。修行する気になりさえすれば、半年で成果が出ます。
逆に言えば、半年しても進歩の跡が見えなければ、「修行する気になって」いないのであります。
これは、全く自戒の言葉です。
岩手 Masa.K