② 鞭(教鞭)の使用
「板書3年鞭8年」といずみ会で教わりました。それほど鞭の扱い方が難しいということです。鞭は単なる指示棒ではありません。指導者は板書の言葉を関連付けながらどの子も読めるように鞭を振ります。指黙読ではゆっくりと、さらに指音読では半呼吸リードするつもりで「大きな声」や「運動場のような声…」が出るように鞭で速さなどを揃えます。
鞭の使い方も、子どもたちの読みの向上に結び付く細やかな扱いが記されています。
ムチの使い方
・ムチを取ったら改めて腰を立てること。
・黒板との間隔を適切にとること。寄りすぎると窮屈な姿勢になる。遠すぎると腰が曲がる。
・どの子にも見えるように振ること。体の位置 体を少し開き加減に。
・黒板に当たる具合はソフトにすること。つき始めは軽く。
・一字のときは字の下を。離れたところをつくと、締まりがなくなる。
・句読点でムチを止めたら、そこから自然に流れ出すように次へ移る。
『国語科指導の単純形態を求めて』いずみ会編 P349
そして、指黙読の時に、指導者も声を出さずに口を動かしながら鞭を振られていたことを私は思い出します。芦田先生のされていた教育技術です。自らの読みを鞭に集中させている芦田先生の姿をいずみ会の先生たちも同じように踏まれているのでした。
兵庫 K.N

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